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幻が見えたりしませんか？
2021.11.19
レビー小体型認知症の症状と対応
立ちくらみや便秘などの症状が現れることも。
３大認知症のひとつ
認知症には、アルツハイマー型、血管性、レビー小体型
などのタイプがあり、これらは３大認知症といわれています。
レビー小体型認知症の患者数は意外に多く、
認知症全体の約５～２０％を占めています。
原因は、正常な脳にはほとんど見られない
異常なたんぱく質が神経細胞にたまり、
レビー小体という小さなかたまりがでることです。
この小体がたまると、脳の神経細胞が変化して
徐々に減っていき、主に次のような症状が現れます。
●実在しないものが見える(幻視)
ほかの人には見えないもの(人・動物・虫など)が、
ありありと具体的に見える症状が、発症初期から
しばしば現れます(図１参照)。
●認知機能の変動
意識がはっきりしているときと、反応が乏しく
ぼんやりしているときがあるなど、認知機能が変動し、
症状がよくなったり悪くなったりします。
●睡眠時の異常行動
健康な人では通常、睡眠時に、全身の筋肉の
緊張が低下する時間があります。しかし、
レビー小体型認知症の人は、筋肉の緊張が持続し、
夢で見たことをそのまま行動に移してしまうため、
悪夢などを見た場合は暴れたりすることもあります。
●パーキンソン症状が現れる
手足の震え、筋肉のこわばり、動作が遅くなるなど、
パーキンソン病※と似た症状が現れ、立ちくらみや
便秘など自律神経系の症状や、うつなどの精神症状も現れます。
※脳の異常により体の動きに障害があらわれる進行性の疾患。
つづく…
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