お知らせ
胃・十二指腸潰瘍の予防と治療
2021.04.03
みぞおちに痛みを感じませんか?
早めに薬を服用し、生活を見直してみましょう。
胃・十二指腸の内壁が傷つき発症
胃・十二指腸の内壁は、粘膜や筋層など、
いくつもの層でできています。
こうした壁が傷つき、えぐれた状態を潰瘍といいます。
ただし、粘膜下層に達してない比較的軽い状態は
「びらん」(図1参照)といい、潰瘍とは区別されます。
また、胃にできる胃潰瘍、十二指腸にできる十二指腸潰瘍をまとめて
消化性潰瘍と呼びます。
潰瘍ができる要因は、粘膜を攻撃する「攻撃因子」と、
それを防ぐ「防御因子」のバランスの崩れと考えられています(図2参照)。
「攻撃因子」は、胃酸(消化酵素や塩素)や
ヘリコバクターピロリ菌が出す毒素などで、
とくに胃酸は強い消化力を持っています。
「防御因子」は、胃を守るための粘液や、
粘膜細胞を胃酸から保護する血液の流れなどがあります。
何らかの原因で、胃酸が増えたり粘液の分泌が減ると、
粘膜は胃酸にさらされ傷つきます。
つづく…
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