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胃・十二指腸潰瘍の予防と治療④
2021.04.17
みぞおちに痛みを感じませんか？
早めに薬を服用し、生活を見直してみましょう。
治療は生活指導から
胃潰瘍の治療では、軽症の場合、
まずストレスを取り除くために
精神的・肉体的な安静を促します。
また、刺激の強い食品や喫煙を禁止するなどの
生活指導を行います。
そしてPPIやH₂ブロッカーなど、
攻撃因子を抑える薬や、
防御因子を強化するための薬を処方します。
このような軽症の場合は、
まずセルフケアを行っていただくことが有効です。
胃の調子が悪いと感じたときは、
飲食などに気を付けて節制しましょう。
胃は本来、自己治癒力が強く、自然回復が望めます。
それでも症状が改善しない場合は、
放置せず、受診しましょう。
そして、ピロリ菌の検査を受けることをおすすめします。
感染していた場合は、ぜひ、除菌治療を受けてください。
エヌセイドによる薬害性の胃潰瘍の場合は、
これらの薬を中止したり、ほかの薬を処方します。
出血をともなう重症の潰瘍の場合は、
急激に貧血が進んだり、
穴が開いて腹膜炎を起こすことがあるため、
すみやかに内視鏡による処置を行います。
また、穴が大きかったり再発を繰り返すケースでは、
手術で、その部分を切除することもあります。
大がかりな外科手術が必要になるまえに、
胃の異変が長引く場合は、がんかどうかの見極めなども含めて、
必ず受診してください。
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